高脂血症（脂質異常症）

• ①自覚症状は通常ありませんが、管理基準に基づく治療が必要です。

  高脂質血症により動脈硬化が早く進みます。
  自覚症状がないまま進行し、致命傷に陥ることから「サイレントキラー」と呼ばれています。

  心臓に栄養を送る冠動脈で起これば…

  狭心症、心筋梗塞

  脳血管で起これば…

  脳梗塞

• ②脂質異常症の診断基準値と関連疾患

  LDLコレステロール

  血液中でコレステロールを肝臓から末梢組織に運びます。
  増えすぎると血管の壁に入り込んで動脈硬化を引き起こし、狭心症・心筋梗塞等のリスクが高くなります。
  120～139mg/dL　境界型高コレステロール血症
  140mg/dL　高LDLコレステロール血症

  HDLコレステロール

  血管壁の余分なコレステロールを肝臓へ戻し、動脈硬化の進行を抑えます。
  HDLコレステロールが少ない場合、動脈硬化を進行させてしまう恐れがあります。
  40mg/dL未満　低HDLコレステロール血症

  中性脂肪（トリグリセリド）

  中性脂肪が増えすぎると肥満や脂肪肝を招くだけでなく、動脈硬化や急性膵炎のリスクが高くなります。
  150mg/dL　高中性脂肪血症

• ③管理基準

• ④ひまわりクリニックでの治療は

  • 検査：血液検査、心電図、ABI（血管年齢）、頸部エコー検査、眼底検査
  • 検査結果をふまえて、管理基準に基づく管理計画
  • A.投薬
    B.指導　減量・運動・禁煙・食事　　必要に応じて、管理栄養士の熱血食事指導が入ります。
  • 1～2か月毎の再診。必要に応じて、循環器専門医（教授・准教授クラス）の診察