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神奈川ひまわりクリニックどんなクリニック?院内処方と院外処方
いくら隣の薬局でも具合が悪いのに、お薬を取りに行くのって、結構辛いと思います。
雪空の下、高熱の乳児を抱えて、薬局に行くのって、酷だと思います。
インフルエンザやコロナなどの流行性疾患時に医療機関で隔離したのに、薬局で隣で待つのってどうなの?って思います。
院内処方とジェネリックを積極的に採用することでお財布の負担を減らし、その分で元気になったら美味しい物食べてね!と思います。またその分で検査して、確かな診断したら良いの、にって思います。
お薬代は、国の定めた薬本体の価格(薬価)と、他の調剤に関わる様々な費用の加算から成り立っています。ある日の処方を例に比較してみました。院内処方と院外処方の差額は一目瞭然です。
院外処方の場合、調剤薬局によって発生する加算があります。(後発医薬品調剤体制加算、基準調剤加算など)
当初の最大の目的は、不必要な投薬、いわゆる「薬漬け医療」の改善でした。数十年前は薬問屋からの納入価格と薬価(国の定めた薬本体の価格)の差益が70%以上ありました。また消費税もなかったので、薬を出せば出すほど儲かるシステムでした。まさに薬九層倍(くすりくそうばい)でした。
現在は、7種類以上の処方投薬にはペナルティーがあり、処方料のみならず、薬価の総額に対しての減額があります。また、国の政策による薬価の引き下げ改定(2019年10月・20年4月)、納入価格の引き上げの調整機能により、その差益は僅かなものになっています。
消費税も年々上がっておりますが、医薬品に関わる消費税は特例品目として、最終消費者である患者さんの負担でなく、医療機関の負担です。従って、中には逆ザヤ(小売価格より納入価格の方が高い事)もあります。
調剤処方に関わる手間もあり、薬剤情報を出すカラープリンターのトナー代も相当です。
でも、ひまわりが、院内処方にこだわるのは、ただ、身近な診療所として、寄り添いたいからです。
また、近頃思うのですが、患者さんにどんな大きさの色の、お薬を処方したのか、子供たちが、どんな味のお薬を内服しているのか、知りたいです。
パソコンの画面上では解らないことが、沢山あります。院内処方は処方医自身の為と考えるようになりました。
出来るところまで、院内処方を続けます。